2017年7月10日 株式会社船井総合研究所 賃貸アカデミーで「VRを使った部屋探し」をテーマに、弊社代表池山が講演を行いました。ここのページでは、その内容の一部をご紹介します。
「VRを使った部屋探し」と題し、登壇した池山がまず口にしたのが、「VR内見をまずはご自分が体験することで、その可能性がわかる」という提言です。
『写真と図面 を見れば十分』、『お客様はわざわざVRで内見をしないのではないか。』といったお声をいただくことがあります。しかし、そういった内容を口にするのは、VR内見をしていない人に目立ちます。VR内見によって、写真では掴みきれない広さや雰囲気といったものを体感することができるはず。
当日はセミナー参加者に組み立て式のゴーグルが配られ、VR内見アプリ「warp」を実際に体験する機会が設けられました。
講演でのデモ体験の様子。当日は50名以上の参加者がVR内見を初めて体験しました。
船井総合研究所「賃貸アカデミー特別公演」に代表池山が登壇
VR内見は、まず体験してみることを推奨します
>既に導入している店舗では、VR内見だけで部屋を決めているお客様も出始めている
実際にVR内見アプリ「warp」を体験したことで、参加者からは歓声と共に「写真とは、全く情報量が違う」と感想の声がチラホラ。
Webが不動産業界にとって導入期であった頃、「不動産という実物を見てからでないと、契約に至らない高額商品は、写真を何枚載せようと、いくら綺麗に撮影しようとそれほど効果は期待できない」と言われていました。
しかし、現状はwebで探した物件を内見問い合わせして、その他の物件は内見せずに契約するお客様、決め打ちで来店されるお客様も少なくありません。VR内見にも同じことが言えるはずです。
実際の内見をせずに契約に至るお客様は少ないかもしれないが、店頭で十数件の中から内見先を選定する際にVR内見ができるのと、できないのとでは、実際の案内回数に決定的な違いが生まれ、業務効率が格段に変わります。
また、「自 社のホームページから問い合わせがあった際に、事前にVR内見を自宅でお客様にさせることで、来店率・その後の契約率に圧倒的な差が生まれます。
理由は、webサイトよりもさらに確度の高い状態でお客様は集客することが可能だからです。実際に、warpを導入していただいている不動産会社の中にはVR内見だけで契約を決めたお客様も出てきた、という実績も出ています。
warpの魅力は圧倒的なコストの低さである
VR内見の可能性やメリットについて一通り話した後に、参加者に体験いただいたVRアプリ「warp」の魅力について話をしました。
warpの魅力はコストの低さです。まず、warpは『月額5,000円 / 店舗』で無制限に使用していただくことができます。そして、使用するためにはPCとスマートフォン、安価なVRゴーグルがあれば十分です。App Store / Google play ストアで無料インストールできるアプリなので、お客様にゴーグルさえプレゼントすればどこでも内見いただくことが可能です。プレゼントするゴーグルも¥100〜¥200でOne Stoneからご購入いただけます。
また、「運用コスト」についても言及しました。
私は前職で不動産会社のコンサルタントをしていたので、物件登録や物件確認の手間・運用コストの高さを知っています。だからこそ、warpは消費者が使いやすいことはもちろん、運用側も使いやすいシステムとなっています。既存の物件管理システムから出力(=エクスポート)したデータをワンクリックで何千件でも登録できるようにしてあります。また、Googleスト リートビューと連動しているので、周辺環境は取り込んだ住所から自動的にVRで見学ができるようになっています。周辺環境の写真の登録は不要ということです。
テクノロジーの導入は「様子を見てから」だともう遅い
ゲームなどのエンターテインメント分野でVRは確実に消費者に浸透してきているからこそ、いま不動産業界でも部屋探しという形で、VR内見が時流となってきたと考えています。先ほどご紹介したようにゴーグルの値段は格段に下がり、流行に敏感なユーザーはプラスチック製の高価なものさえ所有しています。VRで何かを体験する、ということが自然な行為となってきているのを実感しています。
VRだけでなくAI(人工知能)など、様々なテクノロジーが不動産業界に浸透しつつあります。「VRは流行るのか?」「皆が導入するようになってからウチも導入すれば良い」とお考えの方も多いと思います。しかし、昨今のテクノロジーの進歩は非常に早く「流行った」と思った時にはもう遅いのです。
仮にあなたの店舗が少し遅れて導入したとして、いち早くVRを導入し「VRを使って魅力的にお客様にお部屋を案内するには?」という試行錯誤を重ねてきた他社の店舗と比べると、そのノウハウの量は天と地の差です。
IT業界においては、90:9:1の法則があります。市場の成長を見越して先手を打ち圧倒的なノウハウを持ったものが90%のシェアを独占し、2番手が9%、3番手は1%しか取れないという法則です。
不動産業界でも同じようにVRをいち早く導入し、ノウハウを得ている会社が圧倒的に優位になる時代が間違いなくくると思います。
最後に「疑問や猜疑心を持って食わず嫌いになる前に、まず一度弊社のシステムを体験して頂きたい」「VR内見という便利な仕組みを、社会に一緒に広げていく手伝いができたら嬉しい」という展望を語り、講演を終了しました。
- 日付
- 2017.07